
療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
発達障害のADHDの症状の1つとして、
対人スキルが低いということも挙げられます。
自閉症やアスペルガー症候群を含むASDのように
空気が読めないわけでもなく、相手の気持ちがわからないわけでも
ないのですが、ADHDでは周囲の状況を理解、判断することが
苦手なので、自分のことだけで精一杯で
人のことまで考える余裕がないということが原因です。
他にも、衝動的な言動をしてしまうことも原因の1つです。
社会生活を送っていく上で対人スキルは必要不可欠な能力なので、
療育活動によってスキルアップを目指していきます。
運動療育プログラムの「運転手さん」遊びをご紹介します。
子ども達は2人ペアになり、1人は仰向けになり、
もう1人はその子を押す役になります。
仰向けになった子は、足を閉じてまっすぐ伸ばし
両手も体の横にぴったりつけて「気をつけ」の姿勢を作ります。
押す役の子は、その子の両足を持ち上げてつかみ、
自分のお腹にくっつけて押して進みます。
スムーズにまっすぐ進むポイントは、仰向けの子が全身に力を入れて、
硬い1本の棒のようになることです。
また、押す役も押される役も、どちらか一方でも脱力した状態だと
力がうまく伝わらず、なかなか進むことができません。
2人で同時に力を入れながら進んでいけるように、
お互いに相手を意識しながら動くことを覚えていきます。
役割を交代しながら遊び、社会性の発達も促していきたいと思います。