
療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ASD(自閉症スペクトラム)の特徴のひとつとして、
こだわり行動があります。
同じ位置に同じ物がないと落ち着かない、
道順はいつも同じでなければパニックになる、
その場所では同じ物しか食べない、
DVDを見ていても同じ場所だけ繰り返し見る、
教室では同じ座席にしか座らない、
予定通りでしか動かない、
長袖の服しか着ない、など人によって様々です。
こだわり行動の中には、人に迷惑をかけたり
物事が予定通りに進まなかったりして
周囲が苦労をすることも多々ありますが、
こだわり行動は、それをすることによって
心の安定を保っているので、危険が無い場合は無理にやめさせず、
それをしなくてもいいように導いていく、
環境を整えていくことが大切です。
見えている行動だけでなく、その背景や原因を
周囲がしっかりと見極めてあげることが必要です。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「折り紙飛ばしゲーム」をご紹介します。
折り紙でうさぎやカエルなどを事前に作っておきます。
それをスタートラインに置き、
手には細長くしたタオルの端を持ち、
手を振り上げてタオルを床にたたきつけて
折り紙に風を送ることで進めていきます。
腕を振り上げる動作がボール投げの練習になります。
今は、脇を開いて腕を振り上げるという動作が
苦手な子がとてもたくさんいるので、
こうした遊びの中で動きを経験していくことが大切です。
折り紙作りからどんどん遊びを発展させていき、
自主性も高めながら取り組めるようにしていきたいと思います。